1月7日に米国政府が複数の国際機関や条約からの離脱を表明したことを受け、CAN-Japanも参画する国際的な環境NGOネットワークであるCAN-Internationalがプレスリリースを発表しました。今回の米国政権の発表は、重要なグローバル課題や自身の歴史的責任から目を背ける選択であるとしています。

プレスリリース原文(英語)は次のページより閲覧・ダウンロードできます。
GOING ROGUE: US withdrawal from UNFCCC(2026年1月7日)

(以下はCAN-Japan事務局による仮訳)

【プレスリリース】
UNFCCCから脱退し、国際協調に背を向けた米国政府
2026年1月7日

 1月7日水曜日、米政権は複数の国際機関及び条約からの離脱を発表した。その中には、気候危機への対応を担う多国間機関である「国連気候変動枠組条約(UNFCCC)」と、気候変動に関する科学的根拠に基づく研究を提供する国際的な気候科学機関である「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の二つの主要な気候変動対策の国際的枠組みからの離脱も含まれており、国際協調や国際法遵守に背を向けることを改めて浮き彫りにしている。

 世界140か国以上、2,000を超える団体を代表するClimate Action Network(CAN)は、この決定を強く批判する。私たちは、気候危機をはじめ、戦争、紛争、ジェノサイド、さらには国際法の継続的な弱体化と軽視といった、数多くの世界的危機に対する米国の責任を厳しく指摘する。米国はこうした危機への責任を問われるべきである。

タズニーム・エソップ(CAN International事務局長):
「国連気候変動枠組条約、IPCC、そしてその他の国連機関からの離脱を発表したからといって、米国が地球や人々を傷つけ、無謀な経済モデルを強要した結果に対処するための資金を開発途上国に提供してこなかった歴史的責任が消えるわけではない。この発表は、国連気候変動枠組条約の全締約国に対する説明責任と遵守のルールを厳格化し、遵守しない場合には制裁措置を伴うべきという警鐘となるはずだ」

イフェ・キリマンジャロ、USCAN(US Climate Action Network)事務局長:
「孤立主義は、地球規模の危機に対する解決策としてあまりに破綻している。国連や重要な気候条約との関係を断つことにより、米政権は今世紀最大の課題から目を背ける選択をしている。私たちは、この現実逃避を正当化するいかなる論理も断固として拒否する。真のリーダーシップとは、あらゆる命の尊さと尊厳を守るために協議の場に踏みとどまることだ。その場を去ることは、最も脆弱な人々に最も過酷な犠牲を強いる結果を招くことに他ならない。今こそ、国際協調を守るために、全米の人々が声を上げる時だ」

お問い合わせ先

原文(英語)についてのお問い合わせは、CAN-Internationalまでお問い合わせください。
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Climate Action Network Japan(CAN-Japan)事務局
〒604-8124京都府京都市中京区帯屋町574番地高倉ビル305気候ネットワーク内
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