CAN-Japanが賛同する「グローバル気候マーチ」に関連して、次のプレスリリースを発表しました。

2019年8月28日追記:大分での開催予定は取りやめとなりました。これを受けて、下記のプレスリリースにおいて、開催都市の数と大分の該当箇所を修正しました。

 


 

プレスリリース

2019年8月27日
Fridays For Future有志
グローバル気候マーチ賛同団体有志

 

 

9月20日、深刻化する気候変動の危機を訴え、日本国内11都市で若者主導の気候マーチを開催

国連気候行動サミットに向け、対策強化を求める世界一斉アクションを呼びかけ

 

写真:2019年3月に開催されたFridays For Future京都の様子

写真:2019年3月に開催されたFridays For Future京都の様子

 

気候変動の危機に深刻な懸念を持つ世界中の子どもたち・若者・市民・NGOの有志が、今年9月20日(金)に「グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)」を一斉に実施します。日本国内でもすでに11都市での実施が決まっており、現在も開催予定地は増加中です。まだ開催予定のない地域でも、子どもたちの未来を守るために世界中で行動する人々と連帯して、気候マーチを企画することを呼びかけます。

これは、今年9月23日に米ニューヨークで開催される国連気候行動サミットに向けて、国内各地の子ども・若者・市民・NGOの有志が、気候危機の解決を訴えるために声をあげ、気候マーチや関連イベントを行うものです。ノーベル平和賞にノミネートされたスウェーデンの高校生、グレタ・トゥーンベリさんによる、気候変動対策の強化を求める学校ストライキが世界中に広がり、各国政府や自治体の政策に影響を与えていることがその背景にあります。

世界平均気温が産業革命前から約1℃上昇した現在でも、国内外で熱波、豪雨、台風、山火事、多様な生物の絶滅など、甚大な被害が出ています。各国政府が掲げている温室効果ガス排出削減目標がすべて達成されたとしても、約3℃の気温上昇が見込まれており、このままでは破滅的な運命を将来世代に押し付けることになります。国連のグテーレス事務総長は、この状況は「気候危機」だと警告して、各国首脳が緊急に対策を講ずることを求めて国連気候行動サミットを開催します。各国政府のリーダーがサミットで、パリ協定の1.5℃目標のために気候目標を大幅に引き上げる意思を示すよう求めて、9月20日、未来のために、世界中の全世代が行動します。

 

グローバル気候マーチの概要

名称 グローバル気候マーチ(英語名称:Global Climate Strike)
開催日 2019年9月20日(金)(*開催時間は都市によって異なります)
開催地(予定) 岩手、仙台、福島、東京、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡、大分、鹿児島、沖縄(*他の地域にも開催も呼びかけており、開催地は増加中です)
メッセージ 政府に対して、気候危機が子どもたちの安全な未来を奪う現実を直視し、パリ協定の1.5℃目標に整合するように温室効果ガス排出削減目標を引き上げ、再生可能エネルギー100%への移行などの野心的な対策を約束することを求めます
ウェブサイト グローバル気候マーチ 特設ウェブサイト https://ja.globalclimatestrike.net/
主催 Fridays For Futureに賛同し、気候マーチを企画する子ども・若者・市民の有志(*開催地域ごとにそれぞれの主催グループがあります)
問合せ グローバル気候マーチ賛同団体・気候ネットワーク:伊与田(いよだ)
〒604-8124 京都市中京区帯屋町574番地高倉ビル305
TEL:075-254-1011 FAX:075-254-1012 MAIL:kyoto@kikonet.org

 

各地の開催予定(順不同・決定分のみ掲載。情報は2019年8月27日現在。)

地域 集合場所 集合時間 主催者連絡先
仙台 勾当台公園 16:30 長谷川公一
hasegawa3116@gmail.com
福島 福島県庁 11:00 グローバル気候マーチ@福島
gcs.fukushima@gmail.com
東京 国連大学前広場 17:00 FFFTokyo fridaysforfuturejapan@gmail.com
名古屋 (20日午前)
名古屋城周辺
09:15 (午前の部)ヴァーリフラン
varifran.sdgs2030@gmail.com
(20日夕方)
栄広場
17:00 (午後の部)FFF Nagoya/Climate Action Nagoya
fridaysforfuturenagoya@gmail.com
京都 円山公園ラジオ塔前 13:30 FFF Kyoto
fridaysforfuturekyoto@gmail.com
大阪 中之島中央公会堂前 16:30 FFF Osaka
fff.osaka@gmail.com
神戸 みなとのもり公園・芝生広場 17:00 FFF Kobe
fridaysforfuturekobe@gmail.com
福岡 警固公園 15:30 FFF Fukuoka fridaysforfuturefukuoka@gmail.com
沖縄 県民広場 16:00 沖縄気候危機(Okinawa Climate Crisis Group)
simonrobinson10@gmail.com

※以上の開催予定はすべて現時点のものです。変更になる場合がありますので、最新情報はグローバル気候マーチのウェブサイトをご覧いただくか、主催者にお問合せください。

 

各地で気候マーチを企画しているメンバーのコメント(順不同)

【神戸】今井 絵里菜(22歳)、神戸大学生

世界で日々起こる異常気象、科学が示す気候変動のリスクを耳にすると、ひどく落ち込む人は多いでしょう。でも必要なのは、現状を変えるための行動。マーチに参加し、国や自治体が対策を実践するよう多くの人の声を届けましょう。

 

【名古屋】中村 涼夏(18歳)、高校生

日常とはなんでしょうか?何気なく過ごす日々…。そんな毎日はいつまで続くのでしょう。今現在地球では気候変動を始め、たくさんの環境問題を抱えています。そんな問題と真摯に向き合い、私たちと『マーチ』という形で共に第一歩を踏み出してみませんか?

 

【大阪】小林 誠道(19歳)、関西大学学生

私達はマーチで市民と行政が共に気候危機に立ち向かうことの大切さを訴えます。世界は既に行動しています。日本に住む私達にもできることがあるはずです。地球の未来を守るため、マーチに参加して気候危機対策の強化と実行を訴えませんか?

 

【東京】井上寛人(19歳)、大学2年

気候変動を何とかしたい!そう思っている人は君だけじゃない。僕たちは気候危機を止められる最後の世代だ。国境や組織の枠を超えて繋がろう。それはきっと楽しいし世界を変える力になる。9.20グローバル気候マーチで会いましょう。

 

【福岡】阪口真生志(23歳)、九州大学4年

気候変動、とても大きな問題です。なかなか自分の生活に結びつけるのは難しいと思います。ただこの問題は地球に住む一人の人間として止めなければいけないものであり、止められるものです。一人一人の力も合わされば大きな力になる。この美しい地球をともに守りましょう。

 

【京都】塚本悠平(23歳)、京都大学大学院修士1年

なぜ気候マーチをするのでしょうか。それは気候危機を無視する多くの人々への怒りをぶつけるためではありません。既に危機的状況にある地球を、救うためです。地球の、また各々の未来を守るため、全世代で行動を起こしませんか?

 

【仙台】長谷川公一(64歳)、東北大学教員(環境社会学者)・仙台港の石炭火力発電所建設問題を考える会

東日本大震災の被災地宮城県と仙台市周辺では、震災後、石炭火力発電所の操業開始やパーム油発電所の建設工事、輸入木質バイオマス発電所の建設計画が相次いでいる。災害便乗型企業が被災地での温室効果ガスを急増させている。被災地から気候危機に声をあげよう。

 

以上